塾に通うなら目標をしっかり決めよう!志望校の決め方とは
せっかくお金を払うなら、子どもにはしっかり目標を持って塾に通ってほしいものですね。早めに志望校を決めていたほうが、モチベーションも上がって勉強に打ち込めます。しかし、どうやって志望校を決めたらよいのでしょうか。また、いつまでに決めるべきでしょうか。この記事では、志望校を選ぶタイミングや決め方について解説します。
志望校はいつから選ぶべき?
志望校選びは、早ければ早いほど有利です。なぜなら、より具体的な学習計画を立てられるからです。中学受験、高校受験、大学受験、それぞれの志望校を決めるべき時期について具体的に解説します。
中学受験
中学入試は、だいたい1月か2月に実施されます。ですから、小学校6年生の10月までには志望校を決めましょう。入試に向けた最後の3か月間は、過去問にしっかり取り組む必要があります。
高校受験
公立高校に進学希望の場合、遅くても中学3年生の11月頃までには志望校を決めましょう。受験する私立高校の候補も同時に決めておきます。12月までには受験する私立高校をはっきり決め、1月か2月には受験する公立高校も確定させます。
大学受験
大学受験の場合は、高校3年生の1学期中に決めるのがおすすめです。推薦入試やAO入試を受けるなら、夏休み前後から受付が始まるためです。ほとんどの受験生が高校3年生の夏休みには猛勉強をするので、乗り遅れないためにも夏休み前には志望校を決めたいですね。
決め方のポイント!
学校によって校風や特色は異なります。進学先によってその後の進路が大きく変わる場合もあるので、志望校は慎重に選びたいですね。それでは、どうやって志望校を選べばよいのでしょうか。
勉強内容
高校によっては、大学受験に向けたカリキュラムを組んでいる場合もあります。工業科、商業科、芸術学科、看護科など、専門学科を設置している高校もあります。
大学受験の場合は、同じ学部でも大学によって学べる内容が異なるため、どんなことが学べるのかしっかり調べておきましょう。
公立か私立か
公立学校は私立学校よりも経済的負担が少ないのが特徴です。私立学校は、宗教のある学校や校則が厳しい学校もあり、より学校の個性がはっきりしている傾向があります。
附属大学まで内部推薦で進学できる私立学校なら、大学受験をせずに高校生活を送れるメリットがありますね。また、男子校もしくは女子校に行きたい場合は、私立学校を選ぶことになります。
校風
自由な校風、文武両道に力を入れている学校など、学校の雰囲気はさまざまです。生徒の自主性を大切にする学校や、部活動が盛んな学校などもあります。学校の雰囲気が本人と合えば、居心地よく毎日過ごせるはずです。
進学実績・就職実績
高校選びでは進学実績に注目しましょう。大学の指定校推薦がある高校もあります。とくに難関大学を希望しているなら、卒業生の合格者数もチェックしてください。
大学選びでは、就職実績に注目しましょう。学部によっては、卒業時に資格が取得できる場合もあります。就きたい職業がある場合は、卒業後の進路も考えながら学部を選びましょう。
アクセス
毎日通うものですから、自宅から通いやすいのが理想ですね。かかる時間と乗り換えの回数も調べましょう。また、あえて地元の同級生がほとんど進学しない学校を選ぶ場合もあります。知人がいない環境なら、新たなスタートを切ることができます。
偏差値
塾の模試を受ければ、自分の偏差値を知ることができます。自分の偏差値で目指せる学校を目標にするのも、ひとつの方法です。たとえ偏差値が足りなくても、本気で勉強して巻き返せる可能性も充分あります。
これで決めたら失敗する?志望校選びの失敗例とは
間違った方法で志望校を選ぶと、入学後の学校生活が苦痛になってしまいます。注意したい志望校選びでの失敗例を紹介します。
知名度
有名だから、という理由で志望校を決めるのはおすすめしません。たとえ有名校に入学できても、学校の雰囲気が合わない可能性もあります。学校のブランド力だけで選ぶのではなく、授業内容や校風も調べましょう。
友達に合わせる
仲のいい友達が受けるから、という理由で志望校を選ぶのは危険です。友達と自分の望む学校生活が同じとは限りません。新しい学校に行けば新しい友達に出会えるので、自分の志望校は自分の意思で決めるのがよいですね。
親の希望
親にいわれたという理由で志望校を決めるのもおすすめしません。入学して毎日学校に通うのは子ども本人です。保護者や先生など、大人のアドバイスを伝えることも大切ですが、最終的には本人の意思を尊重してあげましょう。
志望校を選ぶ時期や方法について解説しました。志望校は早めに決めたほうが、より効率的に受験勉強できます。受験を控えている人は、早めに学校案内の資料を取り寄せて、検討を始めてください。
そしてぜひ説明会や学校見学に参加しましょう。先生や在学生の雰囲気が分かるはずです。学校や塾の先生にも相談しながら、志望校は慎重に選んでください。志望校が決まれば、勉強へのモチベーションも上がるでしょう。

迷った方には
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