個別指導塾と集団塾の違いって?それぞれの特徴とメリット・デメリットを徹底解説
中学生になり塾通いを検討する上で、個別指導塾にするか、集団塾にするか、どちらがお子さんに向いているのかお悩みになる方も多くいらっしゃいます。ここでは両方のメリット・デメリットやどちらのタイプが向いているかなど、高校受験を突破するための情報をご紹介いたします。塾を決める前にしっかりと調べてご家族で話し合ってみて下さいね。
個別指導塾の特徴とは?メリットやデメリットは?
個別指導塾のメリット・デメリットについてお伝えします。
■料金・授業形態・カリキュラム
一般的に、個別指導塾は集団塾よりも料金が高い傾向にあります。また、授業形態については、生徒一人ひとりに合わせて学習指導をしてくれることが大きな特徴です。生徒1人に対して講師が1人付く完全マンツーマンのほか、生徒2-3人に対して講師が1人付くスタイルもあります。しかし、生徒複数の人数に対して講師が1人としても、生徒が同じ授業を受けるわけではなく、生徒それぞれに合った学習をし、自分だけのカリキュラムを組んでくれます。
■個別指導塾のメリット・デメリット
最大のメリットは、生徒一人ひとりの学習のニーズに合わせてカリキュラム作りをしてくれることです。個別のオーダーメイドの学習指導が受けられるので、苦手科目の克服や受験校に合わせた対策はもちろん、生徒本人がしっかりと理解した上で次に進むので安心です。また、授業中は常に講師が近くにいるので、集団塾ではなかなかしづらい授業中の質問も個別指導塾ではすぐに質問が出来ます。
反対にデメリットとしては、友人と切磋琢磨しにくいことです。自分だけの学習になるため、他の生徒との関係性が薄くなってしまいます。また、費用も集団塾より高額になります。月々の授業料は個別指導塾では、だいたい50,000円-100,000円となり、集団塾は30,000円-60,000円とリーズナブルです。しかし、個別指導塾の講師は大学生が多かったりするので講師のレベルも事前にチェックしておくと良いでしょう。
集団塾の特徴とは?メリットやデメリットは?
個別指導塾のメリット・デメリットについて紹介しましたが、集団塾ではどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
■同じ授業を一緒に受けるスタイル
集団塾は通っていたことのある親御様も多いかと思いますが、複数の生徒が同じ教室に集まり、同じ授業を一緒に受けるスタイルです。クラス分けは塾により異なりますが、一般的には学力別や志望校別になります。1クラスの人数は約10-15人というところが多いです。授業は一定のカリキュラムに沿って行われ、どちらかというと、生徒がカリキュラムに合わせて学習をしていきます。成績が廊下に張り出されたり、順位表が配られたり、毎月の頑張りを親御様も目で見て確認することも出来ます。
■集団塾のメリット・デメリット
メリットとしては、指導経験が豊富で、指導力の高い講師が多くいます。受験の経験を多く持ち、コツやノウハウも有しているので、レベルの高い学習指導を受けることができます。また、ライバルや友人が出来やすい環境になるので、互いが高めあいながら勉強を進めることが出来ます。そして、料金も個別指導塾に比べるとリーズナブルです。
逆にデメリットとしては、カリキュラムが合わずについていけなくなってしまったり、逆に簡単すぎてやりがいがなくなってしまったりすることです。一人一人に合わせたカリキュラムは集団では難しいのが現実です。
個別指導塾と集団塾どちらのタイプが向いている?
自分の子どもがどちらのタイプの塾に合っているのか、分からない人も多いでしょう。それぞれのタイプに向いている子どもの特徴についてまとめています。
■個別指導塾に向いている子ども
学校の授業になかなかついていけない、また、基礎力が身についていないお子さんには、個別指導塾がおすすめです。集団塾に通ったとしても、授業の理解や基礎力の定着が出来ていないので、授業に付いていけない可能性大です。個別指導塾であれば、お子さんが必要とする内容に立ち戻って勉強をスタート出来ます。そして、部活や他のお稽古で時間が取れないお子さんについても個別指導塾は時間調整をしてくるので通いやすいです。
■集団塾に向いている子ども
学習の基礎力が身についていて、意欲的に勉強が出来る子、負けず嫌いで競争心の高いお子さんは集団塾がおすすめです。ある程度基礎力があれば、集団塾でも十分ついていけますね。また、積極的に講師に質問したり、他の生徒と高めあったりしながら学力を伸ばしていけます。逆に勉強に対してモチベーションが低かったり、積極的に質問が出来なかったり、コミュニケーションを苦手とするお子さんにはあまり向いていません。
以上、個別指導塾と集団塾の違いをメリット、デメリットを含めお伝えいたしましたが、いかがでしたでしょうか。通うのはお子さんですので、お子さん含め、ご家族とよく話し合って、メリット・デメリットを理解した上で決めると良いでしょう。勉強をする目的な何なのか、高校受験なのか将来やりたい仕事をするために逆算して今どのような学習をしたらよいのか、また、お子さん自身はどうしたいのかなど、お子さんの意見を尊重しつつサポートしていくと良いでしょう。

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