家庭教師と塾、どっちを選ぶ?メリットとデメリットを理解しよう!
学校以外で勉強を教えてもらうなら、家庭教師や塾を探すのが一般的です。しかし、家庭教師と塾ではどちらがよいか迷う人もいるでしょう。この記事では、家庭教師と塾それぞれのメリットとデメリット、どんな人に家庭教師が向いていて、どんな人に塾が向いているかについて解説します。
家庭教師のメリット・デメリット
まずは家庭教師を依頼するメリットとデメリットについて解説しましょう。
家庭教師のメリット
まず1つ目のメリットは、通塾するストレスがないことです。学校の授業や部活動が終わり、疲れた身体で電車に乗って塾に行くのは大変ですよね。
2つ目のメリットは、他人の目を気にしなくてよいことです。知らない仲間と大勢で勉強することに抵抗がある人でも、リラックスして指導を受けられます。
3つ目は、個別指導なので苦手分野をじっくり指導してもらえることです。勉強が苦手な人への指導や、受験指導に慣れたプロの家庭教師もいます。
4つ目は、お兄さん、お姉さんのような相談相手ができることです。大学生の家庭教師なら年齢が近く、学校生活や進路の相談ができて心強い存在になります。
家庭教師のデメリット
家庭教師の1番大きなデメリットは、費用が高額なことです。受験に向けてプロの家庭教師に週に何度か来てもらう場合、かなり高額な月謝になります。
2つ目のデメリットは、ライバルがいないため競争心が持てないことです。
3つ目のデメリットは、家庭教師との相性が合わない場合があることです。家庭教師の指導力もさまざまであり、マンツーマン指導なので、相性が合わなければ子どもにとってはストレスになるでしょう。
4つ目のデメリットは、家族が気を遣うことです。玄関や部屋を掃除したり、お茶菓子を用意したりすることが負担になる場合もあります。
塾のメリット・デメリット
それでは、塾に通うメリットとデメリットについて解説しましょう。
塾のメリット
1つ目のメリットは、学校の授業の予習復習ができることです。なかなか自力で予習復習できない生徒も多いですが、塾と学校の両方で授業を受ければ、しっかり理解できます。
2つ目のメリットは、勉強仲間がいるので緊張感や刺激があることです。ライバル意識が芽生え、悔しい気持ちから勉強へのやる気がアップする場合も多いでしょう。
3つ目のメリットは、熱心な先生と出会えることです。学校行事の準備や生活指導もする学校の先生と違い、塾の先生は学力アップのノウハウを熟知しています。勉強が苦手な生徒に対しての指導にも慣れていますし、学校よりもきめ細かくフォローをしてもらえます。
塾のデメリット
1つ目のデメリットは、みんなと同じペースで勉強することです。分からない部分があっても質問できず困ることもあります。反対に、自分はもう理解している内容なのに、先生の説明を聞かないといけない場面もあります。
入塾時のテストで所属クラスが決まる塾は、同じような学力の生徒がクラスに集まります。しかし、そういったクラス分けがなく、さまざまな学力の生徒が集まって集団授業をする場合は、自分の学力と授業内容が合わないこともあります。
2つ目のデメリットは、塾に通うと忙しくなるということです。学校の授業や部活が終わってから、移動して授業を受けることは体力的にも大変です。
3つ目は、保護者の送迎やお弁当の用意が必要な場合があることです。塾が遠くて帰りが遅い場合は、夜道を子ども1人が歩くのは心配です。安全のために保護者が送迎することも少なくありません。
どちらも本人との相性次第!
では、家庭教師と塾、結局どちらがよいのでしょうか?それは本人との相性次第になります。家庭教師が向いている人、塾が向いている人、それぞれの特徴について具体的に解説しましょう。
家庭教師が向いている人
家庭教師が向いている人は、マンツーマンでじっくり指導してほしい人です。ほかの生徒がいると気後れして質問できない人も、家庭教師なら気兼ねなく相談できます。
基礎学力に不安があり、集団授業に遅れがちな人も家庭教師をおすすめします。また、保護者が忙しくて送迎が難しい家庭も、家庭教師なら安心です。
塾が向いている人
塾が向いているのは、とくに受験生です。個人の家庭教師よりも、やはり塾の方が入試情報をたくさん持っています。最新の予想問題や重要範囲も教えてもらえます。
また、負けず嫌いな人も塾がおすすめです。塾に行けば自分と同じ受験生がたくさんいて、モチベーションの維持・向上にもつながるでしょう。
家庭教師と塾、それぞれのメリットとデメリットについて解説しました。どちらを選ぶ場合も、相性のよい先生と出会いたいですよね。保護者の方は、子どもにとって家庭教師が向いているのか、塾が向いているのかを、ぜひ見極めてください。体験授業を受け、親子で説明を聞いて相談することも大切です。なるべく失敗のないように慎重に選んでください。

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