学習塾には種類ごとに特徴がある!目的別の学習塾の選び方を紹介!

子どもを学習塾に通わせたいけど、まずは学習塾について知りたいと思っている人に今回の記事はおすすめです。学習塾の種類、規模、指導方法をいくつか紹介します。授業についていけることを目的としているのか、志望校に合格することを目的にしているのかによって通う学習塾が変わります。ぜひ参考にしてください。
学習塾の種類による違い
いくつかの種類を見ていきましょう。
補習塾
学校の授業で分からないところがあればフォローします。学業成績を上げたい子どもや内申点をよくしたい子どもに向いています。
進学塾
受験に向けた対策を行う塾です。学校の授業よりも先に学習を進めるのが特徴です。偏差値を上げることと模擬試験の点数を上げることに力を注いでいます。
総合学習塾
補習塾と進学塾を兼ね備えた塾です。推薦入試やAO入試を控えている子どもに向いています。
学習塾の規模による違い
規模による違いについて見ていきましょう。
大手塾
進学実績の数が大手塾の強みです。全国に学習塾を展開しているので、有名校の合格者数はとても多いでしょう。しかし、集団で競争することに苦手意識を持っている子どもや授業のスピードについていけない子どもは通いにくいでしょう。
中小塾や個人塾
地元の学校の授業に合わせた指導が受けられます。ただし、講師と相性が悪いと継続するのが難しくなります。
学習塾の指導方法による違い
いくつかの違いを紹介しましょう。
集団指導
10人前後から数十人のクラスで授業を受けるスタイルです。学校のような雰囲気で授業を受けられるので、子どもは抵抗を感じにくいでしょう。一緒に仲間と頑張りたい子どもや授業のスピードに遅れない子どもに向いています。
反対に、個別にサポートする体制はあまり整っていません。授業のスピードについていけない場合はクラス替えなどで対応しているケースがほとんどです。
個別指導
1人から数人で授業を受けるスタイルです。勉強の方法を教えてほしい子どもや部活動などで忙しい子どもに向いています。競争が苦手な子どもにもよいでしょう。デメリットとして、自分の客観的な立ち位置が分かりにくくなることです。そのため、進学塾ではなく補習塾であれば向いているでしょう。
映像授業
録画された授業を自分のペースで視聴しながら理解を深めていくスタイルです。苦手科目を重点的に勉強したい子どもや時間を効率的に使用したい子どもに向いています。しかし、講師がいないので分からないところがあっても質問しにくいことと、ある程度自分で学習に取り組める子どもでないと長続きするのが難しいかもしれません。
自立型
指導がほぼ行われないのが自立型です。演習問題を大量に解くので、集中力を養えることに加え場数も増やせます。自分で飽きずに問題を解き続けることが得意な子どもには向いています。反対に、講師の指導が受けられないことに加え時間内に解けなかった問題は持ち帰ることになるので、自宅でも取り組む必要があるのです。
オンライン指導
オンライン授業は、学習塾に通う必要がないので保護者が子どもの塾の送迎をしなくて済みます。また、映像授業とは異なり、画面上で講師に質問できるのがメリットです。デメリットとして、インターネット環境が整っていないと授業を受けられないことが挙げられます。
学習塾の目的に合った選び方
子どもの将来に影響を与えるので、目的に合った選び方をしましょう。
子どもに合った指導をしてくれるか
学習塾に通うのは子どもなので、子どもに合った指導をしてくれるのかどうかを確認するようにします。問題をじっくり考えて自分のペースで解きたい子どもは個別指導が向いているでしょう。集団で切磋琢磨することでモチベーションがアップする子どもは、集団指導が向いているといえます。
子どもに合った指導とは、能力や性格を踏まえて考えることを指します。
合格実績はあるか
進学塾の場合、志望校の合格実績が指導能力になるのです。子どもが目指している学校に合格させた実績があると、その学習塾に通わせたくなるでしょう。偏差値が低い学校の合格者数が多くてもあまり参考にならない場合があるので、詳細は問い合わせてみましょう。
講師の質は高いか
たとえ大学生が講師であっても授業が上手な場合があります。反対に、ベテランの講師だからといって面倒見がよいとは限りません。講師の質を確認するためには、体験授業に子どもを参加させるとよいでしょう。子どもに体験授業の感想を聞いてみると講師の質が分かります。
費用は適切か
入塾してから教材費や施設使用料などを徴収されることがあります。ホームページやチラシに掲載している料金よりも高くなることは珍しくありません。また、夏期講習や冬期講習などの長期休みを利用した講習は、朝から夜まで授業が行われることがあります。そのため費用が割高になる可能性が高いです。
アクセス良好か
駅前や商業施設内に学習塾がある場合は、夜遅くに子どもだけで帰宅することになっても安心です。反対に、暗い夜道を移動しなければ帰宅できない場所にある学習塾は危険なので、できれば避けるようにしましょう。
まとめ
子どもが自分で学習塾を選択するのが難しい場合は、保護者が選択をサポートすることになります。クラスメイトが通っているから同じ学習塾に通いたいと子どもが話していても、子どもの目的に合っているのかどうかをしっかり考えてあげてください。学力は子どもの将来に大きな影響を及ぼすので、学習塾選びは慎重に行いましょう。

迷った方には
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