小学生の失敗しない学習塾の選び方とは?どうやって決めたらいいの?
学力アップや中学受験へ向けて、小学校から学習塾に通わせることを考えている人も多いのではないのでしょうか。学習塾の種類は多く、悩みはつきものです。この記事では、小学生が塾に通い始めるために最適な学年や気を付けたいポイントを紹介します。塾選びの参考にしてください。
通う学習塾を選ぶポイント
数多くある学習塾。ここでは、どんな点に気を付けて学習塾を選べるかを紹介します。
1つ目は、塾の実績です。塾に通わせる目的が中学受験の場合、合格実績を確認して選ぶことをおすすめします。名門校や難関校を目指しているときは、該当する学校への合格実績がどのくらいかを調べてください。全国展開の塾の場合は、塾全体の合格実績ではなく、検討している校舎の合格実績をチェックする必要があります。
2つ目は、子どもに合っているか塾かどうかです。塾といっても大人数で授業する集団型の塾や、マンツーマン形式の塾などさまざま。実力テストでクラス分けを実施する塾もあります。みんなでワイワイ勉強した方がやる気が出る子もいれば、マイペースでじっくりする方が合っている子も。子ども一人ひとり性格・特徴が違うので、どんな形式が合っているのか判断した上で、塾を選びましょう。
3つ目は、通いやすい塾であることです。自宅からあまりに遠い塾だと、毎回の送り迎えが大変に。自宅から近い塾だと、無理なく通学できるので子どもにとっても、親にとっても負担が少なくなります。送り迎えが難しい場合は、オンライン塾という方法も。
4つ目は、見学した印象と口コミです。塾選びで欠かせないのは、体験授業を受けてみること。子どもと一緒に何校か見学するなら、授業や、講師・生徒の雰囲気を確かめられます。また、インターネットサイトでは、詳しく塾の様子を取り上げていることも。ある程度はそれらの口コミも参考にできるでしょう。
5つ目は、塾の料金です。子どものために、よい教育を与えてあげたいのは親の願い。しかし、月謝があまりにも高いと、塾に通わせ続けることが難しくなります。進学塾の場合は月に数万円かかることがほとんどです。無理なく塾に通わせるために、塾の費用を事前にチェックしておきましょう。
小学生が学習塾に通い始めるのに最適な学年
では、何年生から学習塾に通い始めればよいのでしょうか。塾に通わせる目的にもよりますが、塾の業界では小学校3〜4年生から通うのがベストなタイミングといわれています。これは、主に2つの理由が考えられるでしょう。
1つ目の理由は、小学生の中学年に差し掛かる時期から学校の授業内容が複雑になるためです。勉強内容だけでなく、量自体も増えていくので授業に追いつかない生徒も出てくるかもしれません。学習塾では学校の進度や生徒の理解レベルに合わせたカリキュラムを組んでいます。中学校に上がる前に、基礎をしっかり固めておくなら安心です。
2つ目の理由は、中学受験の対策のためです。一般の塾では中学受験対策のカリキュラムは、小学校3年生の2月頃に開始されます。段々と必要な思考力や記憶力が身に付き始めている中学年。受験を目指す人は効果的な学習ができるでしょう。学習塾に通っている子どもたちの多くは、中学受験を目標にしています。そのため、そのような環境に身を置くことでお互いに励まし合って勉強できます。
塾の種類
熟の種類はいくつかありますが、ここでは進学塾、補習塾に絞って紹介していきます。
1.進学塾
進学塾とは中学・高校・大学受験の合格を目的として指導を行なう塾のことです。入試に合わせたカリキュラムで学校の授業よりも速いスピードで授業を進めます。
塾によっては新学年のカリキュラムを4月よりも前に始めて先取りすることもあるので、途中入塾する場合は未習の部分が出てこないよう、注意する必要があります。
2.補習塾
補習塾は学校の授業に合わせて指導を行う塾です。地域密着型の塾が多く、また生徒一人ひとりに対する手厚いフォローが特徴です。
学校の授業についていきたい場合や、内申点のために定期テストの点数を上げたい場合はもちろん、さかのぼって復習することもできるので、大きく学習進度が遅れている場合、理由があって学校に行けていない場合にもおすすめです。
しかし、補習塾は学校の授業内容を理解することが重要で復習の割合が多く、先取り学習・受験を目的とする場合は不十分であると言えるので気を付けましょう。
授業形式
ここでは、授業形式とそれぞれの特徴について紹介します。
1.集団指導
集団指導をする学習塾では、複数の生徒が一緒になって授業を受けます。学校の授業のような雰囲気をイメージするとわかりやすいでしょう。1クラスあたりの人数は塾やコースによって様々になっています。
15人~20人未満の少人数制を採用している熟もあれば、30人以上の大人数で授業を行う塾もあります。学力別や目的別、志望校別にクラスが編成され、全員が同じカリキュラムの元で学習を進められるのが特徴です。
2.個別指導
個別型の学習塾は、生徒一人ひとりの学習ニーズに合わせて勉強できるのが特徴です。1対1の完全マンツーマンのところから、生徒2人~4人ほどに対して講師が1人付くタイプの個別指導などもあります。
生徒2人以上の指導タイプと聞いて不安に感じたかもしれませんが安心してください。生徒全員が同じ授業を受けるわけではありません。講師が生徒一人ひとり順番に授業の解説を行い、他の生徒が解説を受けている間は問題演習に取り組みます。個々の学習ニーズに合わせてカリキュラムが組まれるため、効率的に勉強を進めていけるでしょう。
学習塾選びで気を付けたいこと
次に、学習塾選びをする上で気をつけたいことを紹介します。
1つ目は、友達が通っている塾だという理由だけで選ばないことです。学習塾に初めて通う場合、仲のよい友達がいれば安心するもの。しかし、塾は勉強する場所です。また、友達には合う塾でも、子どもに合うとは限りません。塾に通う目的やどんな塾が合うかをしっかり考えた上で、決定するようにしましょう。
2つ目は、塾の料金の安さで選ばないことです。長く通う学習塾の場合、料金の安さは魅力的。しかし、安いにはそれなりの理由があるのかもしれません。たとえば、人件費を削っているため先生を選べない、サポート体制が整っていないなどの状況が考えられます。そのような学習塾だと、いくら安くてもあまり勉強が身につかないかもしれません。
3つ目は、1つの学習塾だけで選ばないことです。1つの塾だけだと分かりませんが、いくつかの塾を比較検討すると、それぞれのメリット・デメリットが明らかになります。気になる学習塾をいくつかピックアップして、比較検討してみましょう。その後、目的に合わせて最適な塾を選ぶことをおすすめします。
小学生から学習塾に通う場合、子どもに合っているか塾を選ぶことは重要です。大人数で勉強するのがあまり好きでない子どもが集団塾に通っても、あまり効果がありません。学習塾の多くは体験授業を受けることが可能です。そのため、いくつかの塾を見学して比較検討することがおすすめです。子どものタイプや目的に合わせて、塾を選んでいきましょう。

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